2023年5月3日、ウクライナによる大規模な無人機攻撃がロシアの黒海港都市ノボロシースクを襲い、同国最大の穀物ターミナルや数棟のアパートを損傷させた。この攻撃により火災が発生し、当局は非常事態を宣言した。ロシア南部のクラスノダール地方の地元当局によれば、KSKターミナルの穀物貯蔵タンクが損傷し、火災が引き起こされた。KSKターミナルは最大22万トンの穀物を貯蔵でき、2024年には1000万トン以上を取り扱った。モスクワに本社を置くDelo Groupは、火災が消火されたと確認し、清掃作業が進行中であると発表した。地域知事のヴェニアミン・コンドラチエフは、無人機の破片が穀物貯蔵ユニットに当たり火災を引き起こしたと述べた。また、市長のアンドレイ・クラフチェンコは、住宅ビルの損傷を視察し、攻撃で5人が負傷したことを報告した。SNSには無人機が高層ビルに衝突する様子が映っており、ロシアの電子戦システムが無人機を妨害し、住宅地に落下させたとの情報もあった。
ウクライナのドローン攻撃がロシアの黒海港ノボロシースクを襲撃した。
