2025年5月14日、Abu Dhabi National Oil Company (ADNOC)の子会社XRG、Petronas、トルクメニスタン国営企業Hazarnebitは、トルクメニスタンの沖合にあるBlock Iのガスおよびコンデンセート田に関する新しい生産分配契約（PSC）をトルクメニスタンの国営企業Turkmennebitと締結しました。この契約に基づき、Petronasが57%の持分を保有し運営を行い、XRGが38%、Hazarnebitが残りの5%を保有します。また、XRGとPetronasは、国営企業Turkmengasとの長期ガス販売契約（GSA）も締結しました。Block Iはカスピ海に位置し、現在は1日あたり約4億立方フィートの天然ガスを生産しており、今後7兆立方フィート以上の天然ガス資源へのアクセスがあり、将来の生産能力拡大の機会も提供します。この協力は、地域および世界の天然ガス需要の高まりの中でエネルギー供給の安定性を確保し、持続可能な成長と経済的価値を提供することに寄与します。
XRGの国際ガス部門の社長、Mohamed Al Aryaniは、「この契約は、XRGのグローバル成長戦略における重要なマイルストーンであり、UAEとトルクメニスタンの関係を強化するものです。私たちはクリーンエネルギーの信頼できる供給者になるという野心を反映しています。」と述べました。また、Petronasの上流担当エグゼクティブバイスプレジデント兼CEOのMohd Jukris Abdul Wahabは、「トルクメニスタンのエネルギーセクターにおける国際オペレーターとしての存在を強化し、持続的なパートナーシップを築くことに尽力しています。」と語りました。
