フランスの浮体式洋上風力プロジェクトEFGLで、1号機が浮体進水を果たしました。

フランスの地中海沿岸で進行中の浮体式洋上風力発電プロジェクト「Les Éoliennes Flottantes du Golfe de Lion」（EFGL）において、浮体3基のうち1号機が進水しました。この浮体はPrinciple Powerの「WindFloat」を採用し、幅80ｍ、高さ22ｍ、重量2,000トンです。フランスのフォス＝シュル＝メール（Fos-sur-Mer）のEiffage Metalで建造され、進水後はポール＝ラ＝ヌーヴェル（Port-la Nouvelle）へ曳航され、Vestas製の10MW風力タービン「V164-10.0 MW」が搭載されます。残りの2基も2025年5月中に進水・曳航を予定しており、最初の風力タービンの設置作業は2025年6月に行われる見込みです。進水作業にはMarine Groupの半潜水式バージ「Carrier 16」が使用されました。このプロジェクトは、フランスのル・バルカレスから約16km沖合に出力10MWの浮体式風力タービン3基を設置するパイロットプロジェクトです。