イエメンのイラン支持派フーシは、先月レッドシーで攻撃し沈めたギリシャ運営の貨物船Eternity Cから10人の船員を救出したと発表しました。このリベリア船籍のEternity Cは、今月フーシの攻撃によって沈んだ2隻目の船であり、数日前には別のギリシャ運営の船Magic Seasも沈んでいます。フーシは、2023年11月から2024年12月にかけて100隻以上の船を攻撃しており、これはガザの戦争におけるパレスチナ人への連帯を示すものとしています。
Eternity Cの乗組員と3人の武装警備員は攻撃後に船を放棄せざるを得ず、10人が民間の救助活動により救出されましたが、さらに5人が攻撃によって死亡したと見られています。また、別の10人がフーシに拘束されているとの情報もあります。フーシは、10人の船員が家族と連絡を取る様子を含む映像を公開し、乗組員がイスラエル港への航行に関するフーシの海上禁輸を知らなかったと証言しています。Eternity Cはイスラエルのエイラート港に肥料を積みに向かっていたとされています。
フーシは、イスラエルの港と取引を行う企業の船舶を標的にすると宣言し、ギリシャは最近の攻撃を受けてレッドシーに救助船を派遣する方針を示しました。