Seatriumは、五洋建設向けに5,000トン吊りの大型基礎施工船(HLV)の建造を開始したと発表しました。建造着工を示す鉄鋼切断式は2025年9月29日に中国の江蘇省南通市、10月1日にフィリピンのスービックで実施され、建造契約発表から246日後のことです。建造費は1,200億円で、五洋建設の子会社と芙蓉ふよう総合リース株式会社が共同で負担します。2024年12月にはシンガポールのPaxOcean Groupと契約したケーブル敷設船も同様に共同保有され、2028年5月に完成予定です。この大型基礎施工船の設計はUlsteinが手掛け、「ULSTEIN HX118」を基にしたカスタマイズです。船はHuismanの5,000トン吊りメインクレーンを搭載し、特有の船首形状「X-BOW」と船尾設計「ULSTEIN U-STERN」を採用しています。この設計により、長尺のモノパイルを安全に輸送・設置できるようになっています。
五洋建設が5,000トン吊りの大型基礎施工船の建造を開始しました。
