韓国最大の海運会社HMMは、国内造船所に12隻の環境に優しいコンテナ船を発注し、その契約額は3.05兆ウォン(23億ドル)です。これらの13,000 TEUの船はHD Hyundai Heavy IndustriesとHanwha Oceanによって建造され、すべて液化天然ガス(LNG)で運航されます。この発注はHMMにとって7年ぶりの大規模な国内造船投資であり、昨年発表した中長期成長戦略の一環で、船隊の拡大と厳しい温室効果ガス排出規制への対応を目指しています。DNVによると、LNG燃料は従来の燃料と比べ、温室効果ガスの排出を23%以上、窒素酸化物を80%以上、硫黄酸化物を99%以上削減できるとされています。新しい船は、既存の艦隊に追加され、環境への配慮を強化しながら輸送能力を向上させることを目指しています。HMMは過去にも大規模な国内発注を行っており、2018年には20隻、2021年には12隻の13,000-TEU船を発注しました。新たな投資はHMMの艦隊拡大と環境に優しい運営を強化する助けとなり、2030年の中期計画に基づいてさらなる投資を行う意向です。また、アナリストはこの発注が韓国の造船業に利益をもたらすと指摘しています。
韓国のHMMが23億ドルで12隻の環境に優しいコンテナ船を発注しました。
