新しい洋上風力発電設置船がDEMEに納入され、同社の次世代資産の拡大における最新の追加となりました。この船は中国のCIMC Raffles Shipyardで建造され、GustoMSCによって設計された「Norse Wind」と名付けられ、大規模な風力発電所の建設に特化しており、2026年に運航を開始します。もともとは2023年にHavframによって発注され、2025年4月にDEMEがノルウェーの洋上風力請負業者を買収した際にDEMEの艦隊に組み込まれました。
DEMEによると、この船はスケジュール通りに納品され、安全性と品質の記録も高いです。「Norse Wind」は3200トンのクレーンを備え、水深70メートルまでの作業が可能で、直径300メートルを超える風力タービンや、3000トンまでのXXLモノパイルの設置に対応しています。DEMEは、この船が重荷揚げ能力、運用速度、効率の新たな基準を設定すると期待しています。
DEMEのGlobal WTG & O&M事業部長Even Larsenは、「Norse Windは、DEMEの洋上風力設置におけるリーダー的地位を強化する重要なステップです」と述べ、同船がより大規模で複雑なプロジェクトの実現を可能にし、能力をさらに向上させると強調しました。この船はすでにいくつかの主要な洋上風力プロジェクトに契約されており、2030年までのプロジェクトパイプラインも確保されています。
「Norse Energi」という姉妹船が2026年初頭に納品予定で、両船はDEMEのグローバルな洋上風力建設における存在感を拡大する戦略の一環です。「Norse Wind」は、DEMEの特徴的な緑の塗装に改装され、展開が待たれています。