韓国最大の洋上風力発電所「Jeju Hallim」の竣工式が開催されました。

2025年12月15日、韓国の「Jeju Hallim Offshore Wind Power Project」で竣工式が行われました。このプロジェクトでは、韓国済州島北西部のHallim沖合にDoosan Enerbilityの5.56MW風力タービン「WinDS5500」を18基設置し、総発電容量は100MWとなります。これは韓国で商業運転中の洋上風力発電所として最大の規模です。建設は2022年4月に始まり、2024年末の運転開始が予定されていましたが、開始日は未定です。韓国の気候エネルギー環境部（MCEE）は、国産機器を使用したことで国内産業エコシステムの育成と公益性の強化が実現された例として評価しています。2023年9月にはKEPCO ENGINEERING & CONSTRUCTIONが1基目の風力タービン設置を発表し、SEP起重機船「Hyundai Frontier」が作業に使用されました。この船は1,200トンのクレーン能力を持ち、最大130mの揚程が可能です。最終の18基目の風力タービン設置は2024年6月に行われ、他の作業船も動員されていたことが報告されています。