SAAMは、ラテンアメリカ初の電動タグボート「Trapananda」を命名しました。このタグボートは、南端の港、Puerto Chacabucoでの船舶の接岸および離岸作業を支援するため、Enapとの戦略的パートナーシップにより運用されます。サイズは25m x 13mで、70トンのボラードプル能力を持ち、大型船の難しい港の条件での支援が可能です。電動で、2,100kWのアジマススラスターを2基搭載し、3,616kWhのリチウムイオンバッテリーで稼働します。デザインはRobert Allan Ltd.によって作成され、トルコのSanmar造船所で建造されました。バッテリーはノルウェーのメーカーによって遠隔監視され、寿命は約10年とされています。「Trapananda」という名前は、チリ・パタゴニアの古代名に由来しています。SAAMのCEO、Macario Valdésは、電動タグボートの導入が業界における大きな転機であり、よりクリーンで効率的な運営に向けた一歩であると述べました。一方、Enapの会長Gloria Maldonadoは、公共と民間の協力が脱炭素化のような複雑な課題を解決するための具体的な証拠であると強調しました。
ラテンアメリカ初の電動タグボートがデビューしました。
