CMA CGMがCK Hutchisonの一部港湾ターミナルの買収に関心を示している。

2025年7月29日、フランスの大手海運会社CMA CGMは、CK Hutchisonがブラックロック主導のコンソーシアムとの独占交渉を終了した後、同社のいくつかの港の買収に興味を示した。CK Hutchisonは3月に、イタリアの億万長者ジャンルイジ・アポンテのMSCを含むコンソーシアムに、228億ドルのグローバル港湾事業の大部分を売却することに合意したが、独占交渉は日曜日に期限が切れた。CK Hutchisonの43のターミナルを取得することは、特にパナマ運河沿いの港を手に入れれば、CMA CGMにとってサプライチェーンの管理が強化される。CMA CGMの最高財務責任者ラモン・フェルナンデスは、同社の第2四半期の業績発表中に「業界にとって非常に重要であり、この分野の主要プレイヤーとしても重要」と述べた。CMA CGMはすでに世界中に65の港ターミナルを持っている。CK Hutchisonは月曜日に、コンソーシアムに中国の「主要戦略的投資家」を追加するための交渉を行っており、情報筋によれば中国の海運大手COSCOが参加を検討しているという。CMA CGMは、第2四半期の売上高は132億ドルでほぼ安定していると報告し、純利益は前年の6億6100万ドルから5億2100万ドルに減少した。グループは地政学的およびマクロ経済的不確実性を理由に、下半期の見通しに慎重な姿勢を示している。