2025年8月6日、中国東方電気集団(Dongfang Electric Corporation)は、子会社の東方電気風電(Dongfang Electric Wind Power)が開発した26MW洋上風力タービンのコア部品であるブレードとナセルが山東省東営市の広利港に輸送されたと発表しました。このタービンは単機出力26MWで、世界最大の規模を誇ります。ブレードの長さは153m、ナセルの重量は500トンを超えています。輸送には長さ130mの重量物運搬船「盛达联航」(Sheng Da Lian Hang)が使用され、ブレードはオーバーハングする状態で運搬されました。
輸送は難易度が高く、特にブレードの運搬は多くの障害物をクリアしなければならず、輸送チームは6ヶ月前から現地調査を行い、カスタマイズした計画を立てました。自走式多軸台車とドローンを用いた高精度操縦システムにより、無損傷での輸送が実現しました。一方、ナセルの輸送では従来のクレーンでは対応できない重量のため、ロールオン・ロールオフ方式が採用され、潮流を考慮した計画が立てられました。全工程が成功裏に進み、26MWの洋上風力タービンの設置準備が整ったことが報告されています。