CadelerのSEP起重機船「Wind Ally」が引き渡されました。

洋上風力発電

2025年9月25日、Cadelerは中国の江蘇省啓東市にある中遠海運重工(COSCO Shipping Heavy Industry)で建造中のA-class1隻目のSEP起重機船「Wind Ally」を引き渡しました。この船はCadelerが保有する9隻目のSEP起重機船で、Ørstedが開発中の北海の「Hornsea 3 offshore wind farm」でモノパイル基礎の輸送・設置に使用される予定です。「Wind Ally」は、作業半径39mで3,300トン以上の吊り上げ能力を持ち、これは世界最大のクレーン能力です。甲板スペースは5,600m2で、積載量は18,000トン以上、最大130人を収容可能です。この船は、15MWの風力タービン7セットまたはXXLモノパイル6基を運ぶことができ、効率的な輸送と設置作業を実現します。A-classのハイブリッド設計により、基礎設置と風力タービン設置の迅速な切り替えが可能ですが、その具体的な仕組みについてはまだ不明です。

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