2025年11月26日、レバノンとキプロスは、地中海における海洋境界の画定に関する合意を締結し、オフショアのガス田探査やエネルギー協力の可能性を開く道を開きました。レバノンのジョセフ・アウン大統領とキプロスのニコス・クリストダウリデス大統領がレバノンの大統領官邸で署名し、この合意がレバノン、EU加盟国であるキプロス、およびEU全体との協力を深めることを示すと述べました。クリストダウリデスは「これは歴史的な合意であり、長年保留されていた問題が解決されたことを期待しています」と語りました。
キプロスとレバノンは2007年に海洋境界に関する初期合意に達しましたが、レバノン議会での批准が遅れていました。先月、レバノン内閣がこの合意を承認し、レバノンのエネルギー大臣ジョセフ・サッディがキプロスを訪れてエネルギー協力について議論しました。サッディは、レバノンがキプロスとの相互接続の経済的妥当性について世界銀行に「プレ・フィージビリティスタディ」を依頼したと述べています。クリストダウリデスは、この合意がエネルギーとインフラに関する協力の展望を高めると発言しました。
