オーストラリアのクリスマス島が、グーグルが支援する海底ケーブルによってダーヴィンと接続されることが発表されました。このプロジェクトは、オーストラリアのデジタル耐性を向上させることを目的としています。クリスマス島はオーストラリア本土から1500 km西に位置し、インド洋において戦略的な位置にあります。
この発表は、オーストラリア北部の空軍基地がアップグレードされ、来年にはアメリカの海兵隊と日本の部隊が展開する際に行われました。グーグルのネットワークインフラ担当副社長によれば、ボスンケーブルはダーヴィンとクリスマス島を結び、さらに別の海底ケーブルがメルボルンからパースを経由してクリスマス島とシンガポールを結びます。
オーストラリアは、アジアや南太平洋を通じてアメリカへのデジタル接続の強化を図っており、新しいケーブルシステムはデジタル接続の多様化を促進し、太平洋全体での安全で強固な接続を支えることになります。プロジェクトには、オーストラリアのデータセンター企業や通信グループも参加しています。また、クリスマス島はココス諸島と密接な関係があり、オーストラリア国防軍の海洋監視活動において重要な役割を果たしています。
新しいケーブルは、グーグルとアメリカが共同で資金提供する太平洋諸島ネットワークとも接続され、アメリカとオーストラリアをフィジーやフランス領ポリネシアを介して結びつけます。