クック諸島の常駐代表であるイアン・フィンレー船長が、2023年の国際海事賞を受賞しました。この授賞式は、2024年12月2日にロンドンで開催された国際海事機関(IMO)の年次表彰式で行われ、海事安全委員会(MSC 109)の初日を受けてのものでした。フィンレー船長は、クック諸島政府によってノミネートされ、1995年以降の安全、環境、法的な立法のほとんどに積極的に関与してきました。IMOのドミンゲス事務総長は、フィンレー船長の長年の貢献と海事コミュニティへの情熱を称賛しました。フィンレー船長は受賞の際、「この賞は、過去30年間に共に働いた多くの人々の努力と献身の認識である」と述べました。また、彼は63年間の海上での経験を振り返り、海と人々の関わりの重要性を強調しました。クック諸島政府は、フィンレー船長の30年以上にわたるIMOの代表としての活動を評価し、特に小島嶼開発途上国(SIDS)のための技術協力と能力構築を推進した点を挙げました。式典では、海での卓越した勇気も称えられました。