シェルのシンガポール精油所が2ヶ月で2回目の石油漏れを起こしました。

シンガポールのシェル製油所で再び油漏れが発生しました。シンガポール海事港湾庁（MPA）、国立環境庁（NEA）、国立公園委員会（NParks）、セントーサ開発公社（SDC）が共同で発表したところによると、ディーゼルを生産する処理ユニットが調査のために停止されました。シェルは、数トンの精製油が漏れたと見積もっており、冷却水と共に流出したとしています。漏れた油が海に広がらないように、チャンネルの入り口にブームが設置されました。周辺では現在、油のパッチは観察されていません。シェルは冷却水が排出されるチャンネルにもブームと散布剤を設置し、油吸収装置を稼働させています。シンガポール内での物理的なバンカー供給や航行交通には影響がないとのことです。10月21日に、シェルの陸上パイプラインから油と水の混合物が海に漏れ、清掃作業は1週間で完了しました。今年5月にシェルは、カーボン排出量を削減するため、プラウ・ブコム施設を含むシンガポールの製油所をインドネシアのチャンドラアスリキャピタルとグレンコアの共同事業体に売却しました。この取引は年末に完了する見込みです。