2025年1月3日、アメリカのグアム沖での風力エネルギーリースに関する情報収集と提案募集(Call)を発表しました。これは、2030年までに30GW、2035年までに15GWの海上風力エネルギーの導入を目指す現政権の目標を支援するものです。グアム政府は2035年までに電力の50%、2045年までに100%を再生可能エネルギーから得ることを目指しています。BOEMのエリザベス・クライン局長は、グアム沖での責任ある風力開発が、クリーンエネルギーの拡大、炭素排出の削減、住民のエネルギーコストの低減に寄与すると述べています。
このCallは2025年1月6日に発表され、4月7日までの90日間のコメント期間が設けられます。市民は現地条件や海洋資源についての情報を提供でき、風力会社はリースを希望する特定の地域を提案できます。BOEMは、先住民族や利害関係者と協力し、風力開発の影響が最小限になる地域を特定するための情報を収集します。
提案対象となる面積は約210万エーカーで、海岸から約3海里の地点を含み、350メートルから2200メートルの水深があります。BOEMは、提案された地域に基づき、風力エネルギー区域(WEAs)を特定し、環境レビューを行った後、リース販売の提案を行う予定です。このプロセス全体で市民の意見を求める機会が多く設けられます。