特殊な形状のクレーン船「天一号」が、杭州湾横断鉄道橋の工事に従事するため、ガントリー部分を格納式に改造しました。船体は長さ93.4m、幅40m、深さ7mで、最大吊り上げ重量は3,600トン、エアドラフトは84mですが、ガントリーを格納すると42mになり、大橋を通過可能になります。この改造には7ヶ月かかり、多くの技術的問題が解決されました。
杭州湾横断鉄道橋は、浙江省の嘉興市と寧波市を結ぶ全長29,266.8mの高速鉄道橋で、2022年11月30日に着工し、2027年に完成予定です。設計速度は350km/hで、建設費用は200億元(約4,200億円)と推定されています。クレーン船「天一号」は、コンクリート製の橋桁を高さ50mの橋脚に設置する作業を行います。