大金重工は、デンマーク沖で建設予定の「Thor offshore wind farm」向けに、TPレスモノパイルの最終納入分を出荷開始しました。このプロジェクトは、ドイツのエネルギー会社RWEが進めており、Siemens Gamesaの風力タービン72基を設置する計画です。大金重工はそのうち36基のモノパイルを製造し、残りはEEW SPCが担当します。モノパイルは中国の蓬莱生産基地で製造され、2024年1月にオランダのエームスハーヴェンへ輸送されます。
また、大金重工は製造能力を向上させ、最大直径を12m、最大重量を3,000トンに強化しました。「Thor offshore wind farm」は2025年春から洋上作業を開始し、2027年には運転を開始する予定で、発電された電力はデンマークの100万世帯以上に供給される見込みです。RWEは、モノパイル設置を2025年に開始するための新しい起重機船の長期契約も発表しています。