中国中車(CRRC)は、2025年1月11日に自社開発の出力20MWの浮体式洋上風力タービン「启航号」を山東省東営市の試験基地に設置したと発表しました。このタービンは、ローター直径260m、ハブ高さ151mで、1回転ごとに一般家庭2~4日分の電力を生成し、年間で約25,000トンの石炭消費と62,000トンの二酸化炭素排出を削減します。
設計には最先端の制御技術を取り入れ、浮体の安定性を高める工夫が施されています。また、モジュール構造の採用により、部品の再利用性とユニットの効率性が向上し、台風などの異常気象に対する安全性も強化されています。関連するテストと認証が完了次第、洋上への設置と電力網への接続が予定されています。