ロシアは、黒海でウクライナの海上ドローンを攻撃するドローンの映像を公開しました。これは、ロシア国防省が共有した初めての記録映像で、Kronshtadt Orion/Inokhodets無人戦闘航空機（UCAV）がウクライナのMaguraドローンボートをミサイルで攻撃する様子が映っています。両国はこの紛争でドローンを多用しており、ソーシャルメディアには空中ドローンが地上および空中の標的を攻撃する様子が頻繁に投稿されていますが、武装UAVが海上ドローンに対して使用されるのは新しい試みです。
ウクライナのドローン部隊は、過去2年間でロシアの黒海艦隊を弱体化させており、ウクライナのMaguraドローンボートや西側から供給された巡航ミサイルによる繰り返しの攻撃により、ロシア海軍はほとんどの艦船をセバストポリから撤退させ、ケルチ海峡近くのノボロシースクに移動させています。この移動にもかかわらず、ノボロシースクのロシアの資産はウクライナのドローン攻撃に対して脆弱なままです。これに対抗するため、ロシアは接近するMaguraボートを迎撃するためにヘリコプターを配備しましたが、ウクライナ軍は自走式空対空ミサイルを搭載してこの戦術に対抗しています。
また、12月には、Maguraドローンが単独の交戦で2機のロシアのヘリコプターを連続して撃墜し、海上ドローンが航空機を撃墜した初の事例となりました。
