2024年12月19日、運輸安全委員会は愛媛県松山市沖で発生した貨物船「盛明丸」の乗揚げ事故に関する調査報告書を発表しました。事故の原因は、操船していた船長がトイレに行くため船橋を無人にしたことでした。船長は食事後に吐き気と下痢の症状があったものの、他の乗組員に交代を求めていれば事故を防げた可能性があります。事故は2024年5月26日22時57分に発生し、船長は事故の約20分前に航路が偏っていることに気付いていませんでした。トイレに入った際、船橋内の警報が鳴り、戻った時には船は南西岸に乗り揚げていました。事故直前には速力12.3ノットで航行していたことが確認されています。
松山市中島で貨物船が乗揚げた事故は、船長が船橋を無人にしたことが原因。
