CadelerのM-class2隻目、「Wind Mover」が起工しました。

2024年11月、CadelerはM-classの2隻目となるSEP起重機船「Wind Mover」（建造番号 No.3307）のキール敷設式を行い、建造を開始しました。「Wind Mover」は、M-class1隻目の「Wind Maker」と同様に韓国のHanwha Ocean（旧 大宇造船海洋：DSME）で建造されています。引き渡し時期は不明ですが、推測では2025年第3四半期になる可能性があります。船体はGusto MSCの「NG-16000X」設計を採用し、Huisman製のメインクレーンは最大吊り上げ能力2,600トン、甲板面積は5,400m²です。また、DP2のダイナミックポジショニングシステムを搭載し、最大作業水深は65ｍです。今回の建造では、フローティングドックが使用され、横からのアクセスが可能になるため、起重機船の利用シーンが増えると期待されています。さらに、P-classの2隻とA-classの3隻は中国のCOSCO SHIPPING HEAVY INDUSTRYで建造されています。