Royal HaskoningDHVがインド最大の造船ドライドックの設計プロジェクトを受注しました。

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国際エンジニアリング会社Royal HaskoningDHVは、インドの主要造船会社Mazagon Dock Shipbuilders Limited(MDL)から約900万ユーロの契約を獲得しました。この契約の内容は、ムンバイに新たに2つの造船および修理ヤードを建設するための包括的な設計とプロジェクト管理サービスを提供することです。これにより、MDLの既存の造船所と新設される2つの施設が統合され、インド最大の造船ドライドックを含むメガヤードが構築されます。

Royal HaskoningDHVは、MDLの拡張計画を支援し、造船所の計画、地盤および環境調査、詳細なエンジニアリング、調達コンサルティング、プロジェクト監督を行います。これらのプロジェクトは環境に配慮した設計で拡張され、地域の雇用創出にも寄与します。

新しいヤードの一つ、Nhava Yardは40エーカーの緑地にあり、最大30の建物を含む予定で、600mの長さと60mの幅を持つ巨大なドライドックが設けられます。もう一つの南ヤード付属施設はMDLの既存施設に隣接し、小規模ながらも船舶建造と修理を行うための設備が整えられます。これにより、合計で約2,000人の新たな雇用が生まれる見込みです。

MDLの造船部門ディレクターは、「新しい造船および修理施設の必要性が拡大している」と述べ、モジュラー建設アプローチがリードタイムとコストの削減に寄与すると強調しました。一方、Royal HaskoningDHVのインドおよびバングラデシュ担当ディレクターのAslam Bijapurは、環境リスクと影響評価を重要視し、低炭素の施設設計に取り組むと語っています。新施設は太陽光発電や自然光を活用し、インドグリーンビルディング協会の基準に準拠します。設計フェーズは18ヶ月、Nhava Yardの建設には48ヶ月、南ヤード付属施設には36ヶ月が予定されています。

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