2025年3月26日、Cadelerは中国のCOSCO Shippingで建造した2,600トン吊りのSEP起重機船「Wind Pace」が引き渡されたと発表しました。「Wind Pace」はCadelerのP-classの2番船で、姉妹船の「Wind Peak」は2024年8月に引き渡されています。「Wind Peak」は現在、イギリス沖の北海で「Sofia Offshore Wind Farm」にSiemens Gamesa製の14MW風力タービンを設置しています。「Wind Pace」は引き渡し後、2025年第2四半期から2026年第1四半期までアメリカの洋上風力プロジェクトに配備される予定です。
「Wind Pace」の特徴として、長さ162m、幅60m、深さ12mで、最大2,600トンのクレーンを搭載しています。甲板上の揚程は180mで、最大70mの海域で作業可能です。また、5,600m²の甲板スペースには最大15MWの風力タービン部材7基分を積載できます。