ExxonMobilがキプロス沖で行った掘削が商業的なガス量を見つけられなかった。

2025年4月14日、キプロス沖でのExxonMobilによる探査掘削が商業量の天然ガスを発見できなかったと、同国のエネルギー省が発表しました。掘削作業はキプロスの排他的経済水域（EEZ）のブロック5にあるElektra-1井戸で完了。エネルギー、商業、産業省によると、井戸のデータと初期評価からは商業的な量の天然ガスは存在しないとのことです。ExxonMobilの幹部は、地震データに基づく見通しを有望と考えていました。掘削はExxonMobil Exploration and Production Cyprusがオペレーターを務め、QatarEnergy International E&P LLCとのコンソーシアムによって行われました。掘削後の初期評価によれば、Elektra-1は炭化水素システムと良質な貯留層の存在を確認するなど、期待できる結果を示したとのことです。エネルギー省は、掘削中に収集されたデータが評価され、ブロック5におけるコンソーシアムの今後の計画が決定されるとしています。また、掘削船はキプロスのEEZ内の別のブロックに移動し、Pegasus-1という別の井戸で探査掘削を行う予定です。