deugroは、ドイツのエネルギー転換プロジェクト「SuedOstLink」のために初のケーブルドラム配送を開始しました。今後3年半で、バイエルンの120カ所に800以上のドラムが配送される予定です。deugro Germanyの再生可能エネルギー部門のケーブルプロジェクト責任者、Simon Junker氏にプロジェクトの範囲と物流について話を伺いました。
プロジェクトには2年以上の計画が必要で、最大の物流上の課題は、必要な技術機器の研究開発、特にドラムの解放装置の開発でした。また、最適なルートを特定するための広範なルート調査も行われました。
ケーブルドラムは輸送構成から直接運ばれ、解放されます。このために、deugroは適切なトラックパートナーを選定し、特製の解放装置を開発しました。バイエルンの丘陵地形とインフラの制約に対しては、専門的な自走式モジュラートレーラーなどを使ったカスタマイズされた輸送ソリューションが用意されています。
トランスローディングプロセスの準備では、適切なトランスローディング地域の特定が最大の課題で、様々な輸送工学の研究が行われました。また、関係者間の調整と意識向上のために多くのトレーニングセッションが実施され、プロジェクトの複雑さが共有されました。
今後の配送に向け、初期段階からの教訓として、専門家間の密なコミュニケーションチャネルが重要であることが強調されました。これにより、今後の類似プロジェクトにおいても知識と経験の交換が促進されるとしています。
deugroは、2024年5月13日から15日にロッテルダムで開催されるBreakbulk Europeに出展予定です。