ウクライナは、ロシアによって損傷を受けた港湾施設の再建に500万ユーロが必要としています。

2025年5月30日、ウクライナはロシアのミサイルとドローン攻撃により破壊された黒海港の重要なインフラ施設を再建するために、初期段階で5億ユーロ（5億6600万ドル）が必要と政府の大臣が発表しました。3年以上にわたる戦争で約400の港湾インフラが損傷を受けており、ウクライナは90%以上の輸出を海上で行っています。アンドリー・カシューバ（Andriy Kashuba）地方開発副大臣は、オデッサで開催された黒海安全フォーラムで、失われた主要なインフラ施設を特定し、再建する必要があると述べました。ウクライナでは現在、オデッサ地域で3つの主要な海港が運営されていますが、2022年2月のロシアの本格的な侵攻以降、他の黒海港は操業を停止しています。カシューバ氏は、港のインフラ再建にかかる総費用は約10億ユーロと見積もっていると語りました。この金額は、ウクライナ全体の再建と回復にかかる推定総費用に比べると小さいもので、世界銀行は昨年12月にその費用を5240億ドル（5060億ユーロ）と推定しており、2024年のウクライナの名目GDPの約2.8倍に相当します。ロシアの攻撃によって、多くの産業および住宅インフラが破壊または深刻な損傷を受けています。