Port Arthur LNGの第2フェーズが非FTA輸出認可を取得しました。

2025年5月29日、Sempra Infrastructureは、米国エネルギー省（DOE）からPort Arthur LNG Phase 2開発プロジェクトの許可を取得しました。このプロジェクトでは、米国で生産されたLNGを年間約1,350万トンまで、米国と自由貿易協定（FTA）を持たない国々に輸出することが可能になります。プロジェクトは2023年9月に連邦エネルギー規制委員会からの承認を受けており、約1,300万トンのLNGを生産できる二つの液化トレインを含む予定で、Port Arthur LNG施設の総液化能力をPhase 1の約1,300万トンから約2,600万トンに増加させます。将来のフェーズも開発初期段階にあります。Sempra InfrastructureのCEO、Justin Birdは「本日の規制承認はPort Arthur LNG Phase 2プロジェクトにとってのさらなるマイルストーンであり、最終投資決定に向けて着実に進展しています。このプロジェクトは、米国をグローバルエネルギー市場のリーダーとして確立するための重要な貢献をすることができ、米国の貿易目標を支援し、地域、州、国家レベルでの経済機会を提供します」と述べました。2024年6月、Sempra InfrastructureとAramcoの子会社は、長期LNGオフテイク契約およびPort Arthur LNG Phase 2プロジェクトへの株式投資に関する非拘束的合意書に署名しました。2024年7月、Sempra Infrastructureは、プロジェクトの固定価格のエンジニアリング、調達、建設（EPC）契約にBechtelを選定したと発表しました。現在、Port Arthur LNG Phase 1プロジェクトは建設中で、トレイン1と2、および2つのLNG貯蔵タンクと関連施設を含んでいます。プロジェクトの建設は進行中で、トレイン1とトレイン2の商業運転開始予定日はそれぞれ2027年と2028年です。