DP Worldは、2023年に25億米ドルを投資して、インド、アフリカ、南アメリカ、ヨーロッパでのグローバル物流ネットワークの拡張を計画しています。この投資は、エンドツーエンドの物流能力を強化し、戦略的なグローバルハブでの容量を増加させるための4つの主要プロジェクトに充てられます。DP Worldの会長兼グループCEO、Sultan Ahmed bin Sulayem氏は、「この投資は長期的な貿易成長への信頼を反映しており、世界を繋ぐためのインフラを構築する決意を示しています」と述べています。
インドでは、グジャラート州のTuna Tekraに5億1000万米ドルの新ターミナルを建設中で、年間219万TEUの能力を持ち、国内の内陸部とグローバル市場を結ぶことを目指しています。アフリカでは、コンゴ民主共和国のBananaに深海施設を、セネガルに8億3000万米ドルのNdayane Portを開発しています。エクアドルでは、Posorja港に1億4000万米ドルの拡張が行われ、イギリスのLondon Gatewayでは10億米ドルを投資し、英国最大のコンテナ港を目指しています。
また、DP Worldはシンガポールに初の倉庫を開設し、アジア太平洋地域での倉庫ネットワークを強化しています。地域全体で80万平方メートル以上の倉庫スペースを管理しているとのことです。
