2025年9月10日、Ocean Windsはフランスの「Dieppe le Tréport Offshore Wind Farm」で1基目のジャケット基礎を設置したと発表しました。この基礎はDEMEの起重機船「Innovation」によって設置され、高さ48〜55m、重量1,200トンです。基礎杭は直径2.5m、最大長63mで、事前に打設されています。ジャケットはスペインで製造され、フランスのシェルブールから「Innovation」で運ばれました。風力発電所はディエップから17km、ル・トレポールから15.5km沖に位置し、Siemens Gamesaの出力8MWの風車62基が設置予定で、総発電容量は496MWです。2026年の運転開始後、年間2,000GWhの電力生産が期待され、約85万人分の消費電力量に相当します。このプロジェクトはEMDT(Éolien en Mer Dieppe Le Tréport)というコンソーシアムが手掛けており、Ocean Windsや住友商事株式会社が参加しています。同様のプロジェクト「Noirmoutier Offshore wind farm」も進行中です。
フランスのディエップ・ル・トレポールで、1基目のジャケットが設置されました。
