米ロングビーチでコンテナ船から75個のコンテナが転落し、現在引揚作業が進行中です。

2025年9月9日午前9時ごろ、カリフォルニア州ロングビーチでコンテナ船「Mississippi」のコンテナが崩落する事故が発生しました。ロングビーチ港湾局によると、事故は午前8時48分に始まり、2,412個のコンテナのうち約75個が海上に落下しました。軽傷者が1名報告されていますが、重傷者はいませんでした。事故時、「Mississippi」には作業船「Stax 2」が接舷しており、複数のコンテナがこのバージに落下し損傷を受けました。「Stax 2」には約2,000ガロンのリニューアブルディーゼルが積まれており、流出が確認されましたが、対処が進められています。海に落下したコンテナの回収作業が行われており、25～30個が水没しているとされています。事故原因は現在不明で、米国沿岸警備隊と国家運輸安全委員会が調査を行っています。「Stax 2」は、船舶からの排気を吸引し、大気汚染物質を無害なガスに変換する脱炭素技術を用いた船で、カリフォルニア州の複数の港でサービスを提供しています。