2025年第1四半期から第3四半期にかけて、Klaipėda港は成長を見せています。

2025年10月21日、クラペイダ港の貨物取扱量は、今年の最初の9か月で前年比11%増の2870万トンに達しました。貨物の大半はコンテナ貨物とロールオン/ロールオフ（ro-ro）で、液化天然ガス（LNG）や建設資材も大幅に増加しました。コンテナ貨物は31%増の約960万トンに達し、LNGと建設資材はそれぞれ23%増の約170万トンに。FSRU「Independence」は、リトアニアがロシアからのガス輸入を終了した影響で重要な役割を果たしています。また、建設資材の増加は国内の道路や鉄道プロジェクトによるものです。ro-roセグメントでは、貨物量が6%増の約500万トン、石油製品の取り扱いは2%増の約300万トンでした。旅客数も前年比8%増で、クルーズ客は12%増加しました。最初の3四半期で52隻の船が修理され、新造船も2隻建造されました。一方、スクラップメタルの取り扱いは18%減、木材は16%減少し、全てが輸出され、83%がスカンジナビア諸国向けです。また、肥料の取り扱いも13%減少しました。ロシアとベラルーシからの肥料の流入が止まったため、主にリトアニアの企業AB「Achema」とAB「Lifosa」の肥料が取り扱われています。穀物の取り扱いは10%減で、リトアニアの収穫量と国内需要に依存しています。クラペイダ港は、近隣港の中で41%の市場シェアを維持しており、次いでリガ（17.5%）、タリン（14.6%）、ヴェンツピルス（9%超）、リエパーヤ（7%超）となっています。