Smart Port Challenge 2025には288件の提案が集まり、受賞者が発表されました。

2025年11月5日、シンガポール海事港湾庁（MPA）とシンガポール国立大学（NUS）の起業支援機関NUS Enterpriseは、年次イベント「PIER71 Great Circle 2025」を開催し、9回目のスマートポートチャレンジ（SPC）グランドファイナルと海事技術イノベーションショーケースを行いました。MPAの最高経営責任者、Mr Ang Wee Keongがイベントを主宰し、スタートアップ、ベンチャーキャピタル、研究機関、海事コミュニティから300人以上が参加しました。2025年6月に発表された提案募集に応じて、35カ国から288件の応募があり、デジタル化、スマートポート、スマートシッピング、海事グリーン技術に関する15の課題に取り組みました。その中から19のスタートアップが選ばれ、10週間のSPCアクセラレートプログラムに参加し、メンターシップやマーケットバリデーションの支援を受けました。グランドファイナルでは、Cyntegraが最優秀スタートアップ賞を、One care Groupが最優秀スケールアップ賞を受賞し、各々11,400米ドル（15,000シンガポールドル）の賞金が授与されました。また、特別賞として各7,600米ドル（10,000シンガポールドル）が授与されました。審査員にはNUSのChai Kah Hin准教授、MPAのChin Yi Zhuan副CEO、ABSのGu Hai副社長、Reefknot CapitalのMarc Dragonマネージングパートナーが名を連ねました。2018年に設立されたPIER71は、170近くのスタートアップを育成し、1億ドル以上のベンチャーキャピタル資金を調達しました。今年は海事会社と投資家を有望なスタートアップと結びつける「MarineTech Directory」も立ち上げました。