2025年11月11日、RWEはデンマーク沖の「Thor offshore wind farm」で全72基のモノパイル設置が完了したと発表しました。この風力発電所では、Siemens Gamesaの14MW風力タービン「SG 14-236 DD」を設置する予定です。モノパイル設置作業は、Jan De Nulの吊りクレーン船「Les Alizés」により行われ、2次鋼構造物と洋上変電所も設置されました。モノパイルはDajin Offshore Heavy IndustryとEEW SPCが製造し、長さ約100m、最大1,500トンの重量です。
設置作業中、モノパイルは再利用可能なハードカバーで保護され、風力タービンの設置は2026年春から開始されます。また、設置する72基のタービンのうち36基にはSiemens Gamesaの二酸化炭素排出量の少ない鋼製タービンタワー「GreenerTower」を、40基にはリサイクル可能なローターブレード「RecyclableBlade」を採用しています。「GreenerTower」は、従来の鋼に比べCO2排出量を63%以上削減し、「RecyclableBlade」は使用後に新しい用途で再利用可能な特性を持っています。
