TotalEnergiesがルアーブルの浮体式LNGターミナルを移設することを発表しました。

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フランスの石油大手TotalEnergiesは、ノルマンディー地方のル・アーヴル港に設置されていた浮体式LNG貯蔵再ガス化ユニット(FSRU)を移転することを発表しました。このFSRUは、フランスのガス需要の10%に相当する50億立方メートルの容量を持ち、2023年にロシアのウクライナ侵攻後のガス供給不足に対応するため、フランス政府の要請で設置されました。しかし、フランスおよびヨーロッパのガス供給状況が安定したため、ル・アーヴルの浮体式LNGターミナルはもはや必要ないと判断されました。TotalEnergiesは、FSRUの次の設置場所についてはコメントを控えています。また、フランスのNGO「Association Ecologie pour Le Havre」は、ターミナルの設置を許可する命令の撤回を求めましたが、返答は得られず、ルーアン裁判所に訴えを起こしました。先月、裁判所は緊急のガス輸入能力が不要であると判断し、命令を撤回しました。TotalEnergiesは、既存の港の設備を解体するのに約6ヶ月かかると述べています。

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