MaerskとHapag Lloydは、新たな長期的な業務協力「Gemini Cooperation」を正式に開始しました。この協力により、90%以上のスケジュール信頼性を持つ柔軟で相互接続された海上ネットワークが提供されます。最初の航海は2025年2月1日に開始され、段階的に新しいネットワークへの移行が行われます。約340隻の船舶が段階的に導入され、完全な移行は5月末までに完了する見込みです。6月は、全ての船舶がGemini Cooperationのスケジュールで運航する最初の月となります。この段階では、MaerskとHapag Lloydが他の運航会社と結んでいる契約から船舶が引き抜かれます。
Maerskの海運部門のチーフプロダクトオフィサー、Johan Sigsgaardは、移行プロセスが慎重に計画されていることを説明し、新ネットワークの革新的な設計が信頼性や柔軟性、競争力のあるサービスを向上させると述べました。Gemini Cooperationネットワークは、東西貿易ルートに焦点を当て、29の主要サービスと28の地域内シャトルサービスを含みます。この協力は両社の艦隊を統合し、合計約290隻で340万TEUの容量を提供します。Maerskは60%、Hapag Lloydは40%の船舶を運用します。
Hapag LloydのCEO、Rofl Habben Jansenは、Maerskとの協力が顧客へのサービス品質向上に寄与すると述べ、またこのパートナーシップが海運業界の脱炭素化にも役立つと話しました。一方、MaerskのCEO、Vincent Clercは、Hapag Lloydを理想的なパートナーとし、この協力が統合物流提供の改善につながると述べました。
