2025年2月25日、Cyan RenewablesはベトナムのVARDのVung Tau shipyardで、新造SOV(建造番号:NB 979)の起工式を行ったと発表しました。起工式は2025年1月10日に実施され、完成予定は2026年第2四半期です。このSOVは、2024年2月にSiemens Gamesa Renewable Energyと結んだ15年間の長期チャーター契約に基づき、台湾の「Hai Long Offshore Wind Project」での作業に使用される予定です。新造SOVは「VARD 4 19」と呼ばれる設計を基にし、汎用性の高い仕様のハイブリッドディーゼル電気船です。船体は長さ85.5m、幅19.5mで、84人分の宿泊設備を備え、Seaonicsの電動動作補償ギャングウェイを搭載しています。
また、2025年2月10日にはCyan Renewablesが日本の東洋建設との洋上作業船に関するパートナーシップの覚書を締結しました。このパートナーシップにより、Cyan Renewablesのノウハウと東洋建設のエンジニアリング能力を活かし、日本およびアジア太平洋地域における洋上風力発電のサプライチェーンを強化することが期待されています。