イギリスのNational Oceanography Centre (NOC)がサウサンプトンに新しいイノベーションハブを開設しました。この施設は、海洋技術の進展を加速し、ブルーエコノミーの持続可能な成長を支援することを目的としています。20万ポンドの投資を受けたこのハブは、海洋自律システム（MAS）やブルーエコノミーなどの分野でのイノベーションの触媒となり、研究者や企業、起業家を結集して進展を促します。
新しいハブは、最先端の会議室、ホットデスキングスペース、休憩室、食事エリア、伝統的なオフィススペース、そして304平方メートルの広さを持つ音響スマートポッドを備えています。オーシャンビジネス会議と展示会の際に開かれたローンチイベントには、商業、研究、学術分野から50人以上の代表者が参加しました。
イノベーションハブマネージャーのMark Hamsonは、「これは海洋の潜在能力を活用し、持続可能な経済成長を促進し、漁業、養殖、観光、海運、再生可能エネルギーなどの分野でのイノベーションや雇用創出に貢献します」と述べています。
NOC Innovationsの下で運営されるこのハブは、以前のMarine Robotics Innovation Centre (MRIC)の機能を引き継ぎ、サービスや施設を拡充しており、会員数を現在の40人以上から倍増させることを目指しています。新たにグローバルな海洋保全慈善団体であるThe Ocean Conservation Trustなどの新メンバーも加わっています。CEOのIan McFadzenは、「NOCの新しいイノベーションハブは、経済のレジリエンス、イノベーション、持続可能性を推進する影響力のあるネットワークを提供してくれます」と語っています。ハブはスタートアップから多国籍企業まで、すべての組織に対応する段階的な会員制度を用意しています。
