Imabari ShipbuildingがLNG燃料の自動車運搬船「TRITON HIGHWAY」を「K」Lineに納入しました。

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2023年4月10日、川崎汽船株式会社(“K” LINE)に7,000台の車両を運搬できるカーキャリアが納入されました。この船は主に液化天然ガス(LNG)を燃料としており、今治造船株式会社の丸亀本社で建造されました。命名式では、トヨタ自動車株式会社の購買グループの主任・熊倉和成氏によって「TRITON HIGHWAY」と名付けられました。LNG燃料は、温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)の排出を25%から30%削減し、空気汚染の原因となる硫黄酸化物(SOx)の排出をほぼ100%削減することが期待されています。この船は次世代の環境に優しい船であり、EGR(排気ガス再循環)を使用することで窒素酸化物(NOx)の排出を80%から90%削減することが見込まれています。また、MAN Energy Solutionsのデュアル燃料電子制御エンジン「6S60ME-C10.5-GI-EGRBP」を搭載しています。

さらに、「K” LINE」が取り組んできた火災安全対策に関して、この船は新しいカーキャリアとして初めて消防および電気自動車に関するClassNKの認証を取得しました。「K” LINE」の環境ビジョン2050では、2008年と比較して2030年までにCO2排出効率を50%改善する中間目標を設定し、IMOの40%改善目標を上回ることを目指しています。2050年までには「ネットゼロGHG排出の達成に挑戦する」という新たな目標も掲げており、環境に優しい新燃料の導入を進め、設定した目標達成に向けて取り組み続けるとしています。

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