2023年11月30日、CHIMBUSCO江蘇は、1,300 TEUのデュアル燃料メタノール動力コンテナ船「NCL VESTLAND」に対して、79.5トンのメタノールを成功裏に補給しました。この操作は、同社の初の陸上での海洋メタノール燃料供給を示しています。補給には、COSCO(連雲港)との共同開発による移動式メタノール充填スキッドが使用され、車両から船への補給作業は2.5時間で完了しました。
CHIMBUSCO江蘇は、補給プロセス、安全プロトコル、緊急対応計画に関する調整会議を複数回開催し、包括的なメタノール補給操作ガイドも作成しました。この移動式スキッドはポンプで動作し、同時に荷下ろしと補給を行うことができるシステムで、メタノール燃料をタンクから船の燃料バンカーへ安全かつ効率的に移動させます。初期投資が少なく、毎時180立方メートルの迅速な補給が可能で、特にメタノールバンカリング船の普及前の移行期間に理想的なソリューションとなっています。また、この移動式スキッドは造船所にもサポートを提供し、新しい船のテストや建設中の補給ニーズに対応しています。