2025年4月28日、EquinorとPolenergiaは、ポーランド・グダンスクの地域環境保護局（RDOŚ）からBałtyk 1洋上風力発電所の最終環境決定を取得しました。これは、ポーランドのバルト海における最大の洋上風力発電所の開発に向けた重要な節目となります。Bałtyk 1プロジェクトは、2025年のポーランドの洋上オークションに向けて準備が進められており、計画容量は最大1,560 MWです。発電した電力は、ポーランド送電系統運営者（PSE）が開発中のKrzemienica変電所への接続点に送られます。陸上接続インフラは、ポモージェ県のUstkaとRedzikowoの自治体に位置します。
Bałtyk 1プロジェクトの環境決定プロセスは、環境影響評価報告書のためのデータ収集を目的とした詳細な研究と分析に基づいています。この報告書には、モノパイル基礎設置時の水中騒音の拡散モデルや、運転中の風力タービンとの鳥の衝突リスクの推定など、さまざまな分析が含まれています。報告書は、提案された技術的および組織的解決策がBałtyk 1プロジェクトの環境影響を効果的に軽減することを結論付けています。
PolenergiaとEquinorは、Bałtyk 1、Bałtyk 2、Bałtyk 3の3つの洋上風力プロジェクトを共同で開発しており、合計容量は最大3,000 MWです。これは、400万世帯にクリーンエネルギーを供給するのに十分な量です。Bałtyk 2およびBałtyk 3からの初電力は2027年に流れる予定で、これら二つの発電所の合計容量は1,440 MWとなります。
