Space NorwayとSubComが、Arctic Wayケーブルシステムの契約を正式に締結したことを発表しました。

2025年5月1日、Space NorwayとSubComは、Arctic Way Cable Systemの調査、設計、供給、設置に関する契約を締結したことを発表しました。このシステムは、急増するデータトラフィックに対応するための重要なルート多様性を提供し、ノルウェー本土、Jan Mayen、スヴァールバル諸島間のデータ伝送において重要な資産となります。SubComは、アメリカ・ニューハンプシャー州ニューイングトンの製造キャンパスでこのシステムの部品を生産します。システムの長さは約2,350 kmで、ノルウェーのBodø、Jan Mayen、スヴァールバルのLongyearbyenに直接接続されます。このシステムは北極圏内（北緯67〜78度）に位置し、世界最北の海底ケーブルシステムとなり、SubComの極圏認証を受けたReliance Classのケーブル船によって設置されます。Space NorwayのCEO、Morten Tengs氏は「新しいArctic Wayケーブルシステムの設立は、北極地域のデータ接続を効果的かつ途切れることなく数十年にわたって維持するために不可欠です」と述べています。また、Space NorwayのSubsea Cable Systemsディレクター、Rune Jensen氏は、「新しい海底ケーブルインフラを設立する一方で、既存のスヴァールバルへの2本のケーブルが機能している限り、それをバックアップとして利用し続けます」と述べ、これらのケーブルは25年のサービス寿命が近づいているものの、2028年以降も数年間は運用可能であると期待されています。Arctic Way Cable Systemは2028年第2四半期にサービス開始予定です。