ヨーロッパが初の海上二酸化炭素運搬船を発表予定。

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ヨーロッパが初のオフショア二酸化炭素(CO₂)運搬船を発表します。この船はオランダ北部のRoyal Niestern Sander造船所で完全に建造され、5月14日に正式に命名・進水される予定です。この専用のCO₂運搬船は、EU初のフルスケールCCSバリューチェーンを目指すProject Greensandの一部です。船は、陸上の捕集施設からデンマークの北海のオフショア貯蔵場所へ液化CO₂を輸送するために設計されています。INEOS EnergyとWagenborg Offshoreが主要パートナーであり、船の建設は大きな成果です。船の全セクションが完成し、次の建設段階に移行しています。この段階には、改造、機器の設置、試験、委託、最終的な海試験が含まれます。INEOS Energy EuropeのCEO、Mads Gadeは、船体の完成がEUの捕集したCO₂を安全かつ効率的に移動させるための重要な進展であると述べました。Gadeはまた、この船がEU初のフルCO₂貯蔵施設の立ち上げに重要であり、Project Greensandがそのビジョンに一歩近づいたと付け加えました。Wagenborg Offshoreのディレクター、Edwin de Vriesは、この船がEUで初めて建造されるものであると強調し、建設が予定通り進んでいることを確認しました。船は、デンマークのエスビャハ港からNini Westオフショアプラットフォームへ定期輸送を行い、CO₂は海底約1,800メートルのNini貯留層に注入されます。この地質層は数百万年にわたり炭化水素を保持しており、CO₂の安全で長期的な貯蔵が認証されています。

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