フィリピンは、南シナ海の排他的経済水域内でアメリカと日本と共同の海上訓練を実施しました。これは、中国との間での領有権を巡る対立があった後のことです。訓練にはアメリカのP-8Aポセイドン機、フィリピンのBRPアンドレス・ボニファシオ艦、そして日本のむらさめ級駆逐艦JSさみだれが参加しました。
フィリピン軍とアメリカのインド太平洋司令部は、この演習が国際法に沿って行われたと発表しました。フィリピンは、スカボロー礁で中国の沿岸警備隊が自国の船に水をかけたり、接触したと非難し、中国海軍の艦船がフィリピンの沿岸警備船を妨害したことに対しても懸念を示しました。
中国は南シナ海のほとんどを主張しており、その行動は合法だとしています。フィリピンを含むブリunei、マレーシア、台湾、ベトナムもこの海域の一部を主張しており、中国の主張が彼らの排他的経済水域に侵入していることに対する懸念が高まっています。スカボロー礁の主権は確立されていないものの、国際仲裁裁判所は中国の封鎖が国際法に違反していると判断しています。