2025年6月19日、スコットランド最大の海事脱炭素化プロジェクトがアバディーン港で開始され、北ハーバーの8つの埠頭において船舶にグリーンシアパワーを提供しています。シアパワーは、船舶が自らの化石燃料エンジンを使わず、港の再生可能エネルギーから直接電力を供給される仕組みです。これにより、燃料コストの削減やCO2排出、汚染、騒音の低減が可能となります。アバディーン港は2040年までに英国で初めてネットゼロを達成することを目指しており、新しいインフラは今後20年間で最大60,000トンのCO2相当を削減できる見込みです。最初に接続された船舶はOSM ThomeのNS Ionaで、プロジェクトの一環としてシアパワーに対応するために改装された5隻のうちの1隻です。英国海事大臣のマイク・ケインは、このプロジェクトが脱炭素化に向けた大きな成果であると述べました。また、アバディーン港は、Bibby MarineのZEVIプロジェクトの一環として、2つの埠頭にシアパワーインフラを設置し、Serco NorthLinkの旅客フェリー用のシアパワーインフラの設置もほぼ完了しています。これにより、再生可能エネルギーの顧客や曳航業者へのサービスが向上します。
ポート・オブ・アバディーンが初の船舶をグリーン・ショア・パワー・デモンストレーターに接続しました。
