2025年8月22日、Cubo Maritime & Portは、Cubo ItaúがWilson Sons、Port of Açu、Hidrovias do Brasilと提携して設立したオープンイノベーションハブで、海運・港湾業界におけるデジタル化、クリーン燃料、ビジネス成長を進めて3周年を迎えました。このハブはスタートアップと業界リーダーを繋ぎ、SGSによる海洋監視会社HidroMaresの買収などの成功事例を生み出し、バイオ燃料、AIを活用した河川物流、ドローン運用の取り組みを促進しています。主力イベント「Portos ao Cubo」は、ブラジルで最も重要な海事イノベーションフォーラムとなり、毎年400人以上の関係者を集めています。
主な成果には次のものがあります：
– 脱炭素化：ラテンアメリカ初のHVO（加水分解植物油）によるタグボートの給油が行われ、CO₂排出を最大90%削減できるバイオ燃料として注目されています。Wilson Sonsは2026年までに80隻の艦隊を転換する予定です。Port of AçuもCO₂を捕捉して再生可能燃料に変換するDAC-to-SEAプロジェクトを進めています。
– 人工知能と自動化：Hidrovias do BrasilのSmart Shippingプロジェクトは、Technomarと共同でAIとデジタルツインを活用し、河川物流の最適化を図っており、政府の支援を受けています。Wilson Sonsはまた、サルバドール港での船舶と岸間の配送のためのドローントライアルを開始しました。
– エコシステムの成長：2024年には、21のCuboスタートアップが2億1300万レアル以上の収益を上げ、新たな雇用、投資、デジタル変革を促進しました。
