プロジェクトは年間900万トンのCO2を捕集・貯蔵することを目指しています。

サウジアラビアのアラムコ（Aramco）、リンデ（Linde）、SLBが協力し、ジュバイルで世界最大級の炭素捕捉・貯蔵（CCS）ハブを開発することを発表しました。このプロジェクトの第一フェーズでは、アラムコのガスプラントや他の産業から年間最大900万トンのCO2を捕捉・貯蔵することを目指しています。建設は2027年に完了予定で、さらなるフェーズでの能力拡張も計画されています。アラムコはプロジェクトの60%を保有し、リンデとSLBはそれぞれ20%を持ちます。このプロジェクトは、アラムコの炭素管理戦略における重要な一歩であり、2060年までにネットゼロ排出を目指すサウジアラビアの目標にも合致しています。アラムコは2050年までに自社が運営する資産のスコープ1および2のガス排出をネットゼロにし、2035年までに上流の炭素強度を15%削減することを目指しています。