2024年12月13日、上海振華重工業(ZPMC)が建造中の5,000トン吊り自航式クレーン船「鉄建起重5000」の海上公試が完了しました。この船は長さ203m、幅50m、深さ18mで、固定吊りで最大5,000トン、旋回で3,500トンのクレーン能力を持ち、甲板上の揚程は130m、最大速力は9ノットです。また、自動船位保持装置(DPS)を搭載しています。
「鉄建起重5000」は、船尾側にセンターでクレーンを搭載しており、長尺モノパイルの輸送時に安定して積込・輸送が可能です。一方、五洋建設がシンガポールで建造予定のクレーン船はクレーンを船縁に搭載しており、詳細は不明ですが、作業半径が制限される可能性がありますが、5,000トンを吊り上げた状態で旋回できる仕様である可能性が高いです。両船の最大吊り上げ能力は同じですが、機能や設計に違いがあります。