ポーランド沖のBaltic Powerで洋上変電所2基の設置が完了しました。

洋上風力発電

ポーランド沖で建設中の「Baltic Power offshore wind farm」では、洋上変電所2基の設置作業が行われました。このプロジェクトは、ORLENとNorthland Powerの合弁会社が進めており、ポーランド初の洋上風力発電所です。76基のVestas製15MW風力タービンを設置し、約1.2GWの発電容量を持つ予定で、年間4TWhの電力を供給し、約280万トンのCO2排出量を削減するとしています。運転開始は2026年の予定です。洋上変電所は、CS WIND Offshore(当時はBladt Industries)、Semco Maritime、そしてポーランドの企業からなるコンソーシアムによって建設され、グディニャで製造後、デンマークのオールボーへ運ばれました。設置作業は、ベルギーのScaldis Salvage & Marine Contractors NVが所有する4,000トン吊り起重機船「Gulliver」により行われ、独特なスライド式ジブを備えています。この船は自航式で、設置場所への輸送が可能です。

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